ただ、このヘアサイクルが男性ホルモンや生活習慣の乱れから頭皮の血流の低下を起し毛細血管まで十分な栄養素を送ることができなかったり、カラーリングなどによるヘアダメージにより乱れることにより、髪の毛が通常の周期を迎えるまでに抜けてしまいます。
AGAでは、男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)がヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。
また、髪の毛は軟毛の状態から時間の経過により硬い毛に成長をしますが、短い周期で抜けてしまう場合、硬い毛に成長する前に抜けてしまうため、抜け毛が多くなればなるほど、次第に頭皮の地肌が見え薄毛が目立つようになってしまいます。
進行を抑えるためには、早めのケアが大切です。日本でも、AGAの治療薬として内服薬が発売になり、当クリニックでも処方しています。
※AGAの治療薬は保険適用ではありませんので、自費扱いになります。
※男性ホルモンに働きかけて脱毛を抑えるということになりますので、発毛効果を感じられるまでには、3ヶ月~6ヶ月は必要となります。それ以上かかる場合もあります。
治療期間 | 期待される効果 |
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開始~3ヶ月 | ・抜け毛の減少 ・生え際にうぶ毛が目立つ |
4ヶ月~6ヶ月 | ・うぶ毛が太くなり、伸びる ・うす毛が目立たなくなりはじめる ・周囲の人に「増えた?」と言われる |
6ヶ月~1年 | ・明らかな抜け毛の減少 ・後退していた生え際が前進する ・毛髪のボリュームを感じる ・4人に1人は、効果を実感する ・理・美容師に「増えた?」と言われる |
1年~3年 | ・うす毛が徐々に減る ・4人に3人は、効果を実感する ・それまでに改善がなかった部位でも改善 |
4年以降 | ・改善した毛髪が維持される |